【アメリカ】コーヒー激戦区シアトルで生まれた超変わり種コーヒー

奇抜なコーヒー、ディスコ・ポニー、パープル・ポニーの正体をあばけ！

シアトルと言えば、皆さんがご存じの巨大コーヒーチェーンのスターバックスの発祥地。スタバは勿論の事、さまざまなカフェが町のいたる所にあるのは当たり前だが、エスプレッソスタンドにいたっては大半のスーパーマーケットの中などにもあり、もしくはコーヒー以外の店舗の駐車場の片隅にドライブスルー式店舗があったりと、とにかく競争は激しい。ここは誰もが認めるコーヒー激戦区と言って良いだろう。

そんな激戦区で巨大スタバなどと供にコーヒーを売りにして生き抜こうとするには、やはりちょっとした「差別化」を強いられるのだろう。小さいところは小さい所ならではの工夫を凝らして、他とどうやって対抗するかが課題になってくる。最近のトレンドとしては、有機栽培のコーヒー豆を自社でローストして提供したり、他にはないフレーバーで勝負など多種多様である。

焙煎機。提供されているドリンクは、すべてここでロースティングした豆を使用。豆の販売も行っている。

そんな中、ここシアトル近辺でも今までにあまり聞いた事もない、かなり変わったコーヒードリンクを提供しているというお店を耳にした。そのドリンクの名前は「ディスコ・ポニー（Disco Pony）」。何ともコーヒードリンクの名前にしては奇抜であるが、一体何が入っているか？

Broadcast Coffee Roasters

このドリンクを提供しているカフェは「Broadcast Coffee Roasters」（www.broadcastcoffee.com ）という全3店舗をシアトル市内で経営する小さなブティック・カフェ。9年ほど前にオープンしたシンプルなデザインを基調にしたモダンなカフェだ。たまたま訪れたジャクソン・ストリートの店舗は4か月前にオープンしたばかりの新しい場所です。設置したばかりの新品のロースティングの機械が真新しい店舗の横に置かれていた。

カウンターに行き、「ディスコ・ポニーというドリンクがあるって聞いたのですが。」と聞くと「勿論！ここ特性のドリンクなの！」と陽気に答えてくれたのはこの店舗のマネージャーのナタリーさん。で、一体何が入っているドリンクなのか？
「ディスコ・ポニーはエスプレッソにPerrier（ペリエ、炭酸水）、クリームを入れてレモンピールを添えたもので、上級者向けって感じかしら。初心者には一番初めのオリジナルドリンクのスパークリング・ポニー、これはエスプレッソにペリエを混ぜたシンプルなもの。それと季節限定のパープル・ポニーもあるわよ。これはコールドブリュー（水出し珈琲）にペリエ、そして自家製のブルーベリー・ラベンダーシロップを入れてレモンピールを添えたもので、私はこれが一番だと思うわ！」
コーヒーに炭酸、それとレモン。。。？！想像をかなり超えた組み合わせだが、取りあえずディスコ・ポニーとパープル・ポニーを注文。
（画像で煎れているところがあります。）
両方ともメイソンジャー（保存用のガラス瓶）に入って出てきた。残ったペリエも瓶ごと提供してくれる。さて肝心のお味の方は？