【オランダ】ネーデルラント初のエスプレッソバールのこだわりとは

品質マネジメントの10原則、熟練職人による手作業の焙煎

アムステルダムはヨーロッパでも有数のカフェ文化が発達した街です。オランダとコーヒーの関わりは古く、17世紀にはオランダ東インド会社がヨーロッパのコーヒー貿易を手がけ、さらに植民地の東インド諸島(現インドネシア)では、ジャワ・コーヒーの栽培を成功させています。18世紀末の日本にコーヒーを紹介したのも、長崎出島のオランダ商館長でした。各地からの良質なコーヒーが港に集まったオランダでは、昔も今も本格的なコーヒーが好まれています。

Brandmeester'sアムステルダム店はミュージアム広場から徒歩3分(Brandmeester's提供写真)
Brandmeester’sアムステルダム店はミュージアム広場から徒歩3分(Brandmeester’s提供写真)

Brandmeester’sは1994年にオープンしたオランダ初のエスプレッソ・バールです。コーヒーの質にこだわりを見せるオランダですが、じつはイタリアのようなエスプレッソ文化は定着していませんでした。Brandmeester’sの目標はオランダに本格的なエスプレッソを紹介し普及させること。ブラジル、コロンビア、ケニアやインドネシアなど世界各地からのコーヒー豆が揃い、アムステルダムにいながらにして最高級のエスプレッソブレンドを味わえます。

Brandmeester’sの本格派エスプレッソ
Brandmeester’sの本格派エスプレッソ

厳選仕入れ、仕入れ後のカッピング、最適な環境下での生豆・焙煎豆の管理、バリスタによる抽出など、Brandmeester’sには品質マネジメントの10原則があります。中でもこだわり抜いているのが焙煎方法で、アムステルダム、ハーレム、ユトレヒトの全店舗に焙煎所を併設し、熟練職人による手作業の焙煎が行われています。

サイフォンやエアロプレス、トルコ式コーヒーを煮出すイブリックやCHEMEXのコーヒーメーカーまで幅拾い道具が揃う
サイフォンやエアロプレス、トルコ式コーヒーを煮出すイブリックやCHEMEXのコーヒーメーカーまで幅拾い道具が揃う

コーヒー豆の魅力を最大限に引き出すため、生豆は栽培地ごとに単品焙煎し、アフターミックス製法でブレンドします。焙煎後の豆は水をかけて冷ます方法が一般的ですが、余熱で芯まで火が通るように空冷式を採用しています。毎日必要に応じた量のみを焙煎し、フレッシュなコーヒーを提供するのもBrandmeester’sのこだわりです。

毎日必要に応じた量のみを焙煎するので、店頭にはフレッシュな豆が並ぶ
毎日必要に応じた量のみを焙煎するので、店頭にはフレッシュな豆が並ぶ

Brandmeester’sでは20種類以上のブレンド、シングルオリジンのコーヒー豆や、コーヒー・紅茶用品を購入できます。エスプレッソマシンは、購入前のデモンストレーションや、修理の依頼も可能です。「エスプレッソの情報センター」を謳うBrandmeester’sのカフェスペースには、コーヒーや紅茶に関する書籍やカタログが並びます。焙煎所のテイスティングセッションやバリスタ養成ワークショップの開催、イベント会場でのバリスタのパフォーマンスなどもBrandmeester’sならではのユニークな催しです。コーヒーはテイクアウトもできるので、ミュージアム広場でのピクニックのお供にもオススメです。

イタリアやスイス製のエスプレッソマシンも販売
イタリアやスイス製のエスプレッソマシンも販売

Brandmeester’s/ブランドメーステルス

住所:Van Baerlestraat 13, 1071 AM Amsterdam The Netherlands
電話番号:+31 (0)20-572-0811
営業時間:月~金曜8:30~18:00、土曜9:00~17:30、日曜12:00~17:00
定休日:無休
公式HP:http://www.brandmeesters.nl

Kayo Temel

オランダ在住。アムステルダムの美術アカデミーで絵画を学び、イラストレーターとして活動中。17年の在蘭経験を活かして、オランダを満喫するためのローカルな情報をお届けします。

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