ラボをモチーフにしたコーヒーショップ。
ラボとは、実験室とか研究所という意味で、以前は、白衣を着たバリスタさんがコーヒーを煎れてくれることも話題のひとつとなっていました。それを取材したかったのですが、じつはここ最近はその白衣はやめてしまったそう。今回は残念ながらそのちょっと一風変わった姿を写真に収めることはできませんでしたが、ラボがモチーフというだけあって、お店にはビーカーなども置いてあるというユニークな一面も。しかし、「なぜラボ?」と疑問に思って定員さんに訪ねたところ、もともと化学が大好きだったカップルが、研究を重ねてこのコーヒーショップをオープンさせたとのこと。それでそんなネーミングになったのですね。
![「ラボ」というだけあって、コーヒーショップなのに実験室のような一面を持っています。](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/09/02-1024x768.jpg)
そんな同店はとにかくこの辺でも注目の人気店で、週末ということもありますが、行列ができるほどです。早速私もその列に並びながら、メニューを遠目に眺めながら頼んでいる人の様子をよく見ていると、メニューにある通りにオーダーしている人はほとんどいません。「ディカフェにしてくれ」「豆乳で作って」「甘さはこんな程度で」など、それぞれ様々なリクエストを告げています。そんな細かいリクエストを聞きながら、たった二人のバリスタさんがその通りに一杯ずつ丁寧に煎れてくれるので、長い列に並んでやっと頼んだと思ったら、出てくるまでには軽くそこから5〜10分ほどかかります。同店は、そんな風に待ってまで飲みたいと思える、おいしいコーヒーを提供しているのです。ラテを注文した私には、ラテアートもしてくれました。
![「写真を撮るから、フォトジェニックなのをね」とお願いしたところ、「僕にできるかなぁ」なんて冗談を言いながら、きちんと素敵なラテアートを作ってくれました](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/09/04-1024x1024.jpg)
気さくな店員さんと絶品コーヒー
カウンター席では、本やスマホを片手にゆったりとした一人の時間を過ごす人が、パラパラと座っていました。テーブル幅がとても広く、コンピューターを持ち込んで仕事をするのに利用しても良さそう。店員さんやバリスタさんもとてもフレンドリーで、コーヒーを煎れてくれている間、テーブルを片付けに通路を通る時など、気さくに話しかけてくれました。
![定員さんはどなたも皆んな気さく。まるで以前からの知り合いのように話が弾んでしまいます。](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/09/03-1024x768.jpg)
そして肝心のコーヒーのお味は、もちろん絶品。一口目から思わず「おいしい〜」とため息が出てしまったほど豆の旨味が凝縮されていて、ゴクンと飲み込むとほんのりスモーキーな香りが口の中に広がります。予想を裏切らない、さらにはそれを超えた味に、これはやみつきになりそうな予感です。
![明るいオープンスペースでとってもおしゃれな店内。](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/09/01-1024x768.jpg)
Portola Coffee Roasters/ポートラ・コーヒー・ロースター
住所:3313 Hyland Ave. Suite B2, Costa Mesa, CA 92626
電話番号:(714) 884-4714
営業時間:月~金曜6:00~21:00、土~日7:00~21:00
定休日:無休
公式HP:http://www.portolacoffeelab.com/
![SOLO](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/09/profile_SOLO_300-150x150.jpg)
ビーチ、青空、パームツリーのカリフォルニアに憧れて18年前に渡米、ロサンゼルス郊外オレンジ・カウンティー在住のライターおよび編集者。エクササイズ、レストラン巡り、パーティー好き。趣味はサクソフォーン。
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