黒い蜂蜜?!ペルーのご当地メニュー、アルガロビーナ・シリーズ
世界約70か国に22,519店を展開するコーヒーショップ、スターバックス。カプチーノやカフェ・ラテといった定番ラインナップはもとより、各国のお国柄を反映した独自メニューを販売することでも有名ですね。もちろんペルーのスターバックスにも、ペルーならではのご当地コーヒーがあるんです。それがアルガロビーナ・ラテと、アルガロビーナ・フラペチーノです。
![国内に約90店舗(2016年末)を展開するスターバックス・ペルー](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/05/Peru_Cafe_02-1024x684.jpg)
アルガロビーナとは、アルガロボという木になるサヤから作る黒いシロップのこと。ペルー沿岸部に広がる砂漠地帯、特に赤道に近い北部海岸エリアに多く育つマメ科の常緑樹で、開花後にサヤインゲンのような細長いサヤが実ります。はじめは緑色をしていますが、熟すと黄色くカラカラに乾燥していきます。その乾いたサヤを丸ごと茹でる、その煮汁を煮詰めてシロップ状にしたものがアルガロビーナなんです。
![ペルーの海岸部に育つアルガロボの木。鞘が黄色く色づき始めています](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/05/Peru_Cafe_01-1024x683.jpg)
アルガロビーナはビタミンA、B類や鉄分、プロティンが豊富。プリンに添えるカラメルソースか那智黒飴のような、どこか懐かしい味がします。アルガロビーナを使ったカクテルはカルーア・ミルクにそっくりで、女性に大人気なんですよ。また、喉がいがらっぽい時にこのアルガロビーナをスプーン1~2杯飲むと炎症が和らぎます。まさに黒い蜂蜜ですね。
![これがアルガロビーナ・フラペチーノ](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/05/Peru_Cafe_03-684x1024.jpg)
というわけで、早速アルガロビーナ・フラペチーノを注文してみました。ベースはコーヒーにミルクとアルガロビーナ、チョコチップをミックスしたもの。アルガロビーナのほろ苦さと、チョコチップのプチプチとした食感がいい感じです。上に盛られたホイップクリームにも、アルガロビーナのシロップがたっぷりかかっていました。甘さとほろ苦さのバランスが絶妙で、とても美味しかったです。
![ホイップクリームの上にも、アルガロビーナのシロップがたっぷり。ほろ苦くて美味しい!](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/05/Peru_Cafe_04-1024x684.jpg)
冬は温かいラテ、夏は冷たいフラペチーノ。ペルーに来たらスターバックス・ペルーのご当地メニュー、アルガロビーナ・シリーズをぜひ味わってみてくださいね。
![店内ではペルー産コーヒーも売られています](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/05/Peru_Cafe_05-1024x684.jpg)
STARBUCKS/スターバックス
住所:Larcomar, Malecón de la reserva 610, Miraflores Lima 他多数店舗有
電話番号:多数店舗有
営業時間:7:00~24:00
定休日:無休
![](http://tabicoffee.com/wp-content/uploads/2018/05/3fe8f03dba71858798919de8cb126164-1.jpg)
ペルー・リマ在住フリーランスライター。ペルーの観光情報を中心に文化や歴史、グルメ、ペルーの習慣など様々な視点から紹介。『地球の歩き方』『トリコガイド』『世界のじゃがいも料理』など取材撮影協力多数。
コメント